当社は創業者 門谷博がステンレス鋼製造メーカー退職後、ステンレス鋼の需要拡大と用途拡大を研磨という技術側面からサポートし社会に貢献する目的で創業しました。
創業以来半世紀、研磨技術の追及を続け現在では、様々な業界、様々な用途へ当社の機能性意匠金属素材をご使用いただくまでになりました。
目まぐるしく変化する産業構造の変化や技術の進歩に合わせ、常に研究開発を怠ることなく時代にマッチングした新商品を世の中に送り出しております。
当社のコア技術は”複合研磨技術”です。保有する数々の研磨技術や製造措置、蒸着技術やコーティング技術を用途用法、要求に合わせ新たに組み合わせ新しい技術を開発していくことが特徴です。この技術は福岡というある意味特別な商習慣のある土地柄で育てていただいたものです。この福岡の地で創業したからこそ生まれた起業精神と風土、そして進化する技術で社会に貢献いたします。
福岡から日本へそして、世界へ日本の意匠金属をご活用いただけるように全社員一丸となって取り組んでまいります。
令和元年 旭日単光章受賞
令和元年 秋の叙勲において 弊社 代表取締役会長 門谷誠が旭日単光章を授与されました。
氏の功績と人柄、そして、真直ぐで正直に仕事に向き合い、地元のステンレス鋼研磨業界の発展及び、流通加工業界への発展へ尽力し、日本の意匠金属を世界に発信し、著名建築物に採用されるなど大きな歴史を刻んでまいりました。 その功績を認めていただいて旭日単光章を授与されました。
氏は非常に情に厚く誠実な人柄であり、その人柄のおかげで多くの友人に囲まれ、年を重ねても交流が途絶えず、また、途絶えぬように活動する人物です。 会社経営においては見栄を張らず、背丈に応じた投資とビジネスを心掛けてきました。 しかし、技術面においては他社がまねできない独自の技術を研究開発するなど、こだわりを持った経営者です。 もう一つの側面は勝負をかけるときの大胆さにあります。海外の大きな案件などを受注する際は、日本国として誇れる品質と対応を米国に感じて頂こうと奮闘し一枚の不良も出さずに“ミラクル”と称される結果を生むなど、勘と推進力は大胆な側面を持っています。
略歴は昭和20年4月30日生まれ。 昭和44年3月 早稲田大学第一法学部を卒業し、同年4月に東洋ステンレス研磨工業株式会社へ入社。 昭和50年5月に専務取締役、昭和58年11月代表取締役社長、平成28年9月代表取締役会長へ就任し、現在に至る。
事績としてステンレス、アルミ、チタン等の金属を0.001mm単位の表面研磨制御で加工する。
加工前の素材から製品までの表面処理を一貫して対応できる技術、設備、品質保証能力を有しており、ステンレスやチタンなどの金属にデザイン性の高い研磨を施す「意匠金属板」加工は、他社には真似できないオンリーワン技術であり、世界でも3指に数えられる企業へ成長させた。
多彩な表面処理技術を有しており、超繊細意匠研磨仕上げや建築材料等に使用されるショットブラスト処理において、自由度が高くイメージを表現しやすい表面状態を作り出すことが可能。その技術は国内高炉メーカーや意匠部品メーカー、真空装置メーカー等から非常に高い評価を得ている。
また、その大型研磨技術は大面積を同じ色合い・風合いの安定した表面に仕上げることが可能であり、機能性・意匠性を付加した高耐食性鋼板を製造できるオンリーワン企業である。
平成15年に米国ロサンゼルスに建築された「ウォルト・ディズニーコンサートホール」は、銀色のステンレススチールに囲まれた構造になっており、同社はこの外壁部分の表面処理加工を担当。コンセプトである「帆船の帆が波間に煌めき朝日と夕日で表情を変える様」を表現して高い評価を受けた。
その後も、米国ニューヨークの76階建て超高層ビル「ピークマンタワー(New-York by Gehry)」の外壁など、海外の著名建築物で相次ぎ採用されている。